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文化・社会交流

 1992年2月今から約20年前、日本の長野で冬季オリンピックが開催されました。皆さんはご存じないかも知れませんが、実はモルドバからも2名の選手がトライアスロン競技に参加していたのです。しかし、当時独立間もないモルドバには報道陣を派遣出来るような経済的状況にはありませんでした。その時にモルドバの新聞、ラジオ、テレビ局から3名の著名なジャーナリストを日本に招待し支援を行ったのが、モルドバ復興支援協会であり、現在に至るまでモルドバでのボランティア活動を活発に行っております。そして当時神戸で開いた彼らの歓迎パーティーの席でジャーナリストの一人サンドゥ・ギョルギッツァさんが次のような祝辞を述べられたそうです。「日本を知る事が出来て本当に嬉しく思います。これを期にモルドバに日本の文化を、日本にモルドバの文化を発信して行きたいと思います。」そして彼は帰国後その言葉の通り、モルドバ日本友好協会を設立しました。残念な事に設立者であるサンドゥ氏は去る2000年若くして帰らぬ人となってしまいましたが、彼の意思は失われる事なく現在に引き継がれており、2012年11月1日キシノウ市内のサラ・ク・オルガにてフジコヘミング女史ピアノリサイタルを在モルドバ日本大使館と日本モルドバ友好協会と共に主催し大成功のうちに幕を閉じる事が出来ました。当社もモルドバ日本友好協会においてプロジェクトアシスタントと言う立場にて携わっておりますので、今後も両国の文化交流が深まるようなプロジェクトを計画し実施して行くつもりでおります。

フジコヘミング女史ピアノリサイタルの模様を一部ご紹介
記者会見の模様 フジコヘミング女史
ピアノリサイタルのポスター
副外務大臣、坂田大使、
チョバーヌ文化委員長
演奏するフジコヘミング女史 拍手を贈るモルドバの観客達

 モルドバで唯一日本語を教えている教育機関がモルドバ日本友好財団です。私も何度か生徒さんらの前で講義を行った事がありますが、100名前後と生徒数はまだ少ないものの、将来の日本とモルドバの友好を担う青少年達が着実に育っております。

 招き猫と言う日本の伝統文化を広めて下さっておられる方々とも交流させて頂いておりますが、こちらは個人規模で日本の伝統と文化をモルドバに広めようと毎週折り紙・生け花・風呂敷・水引・書道教室を開いて地道な活動をされております。

 残念な事に今までこうした日本の文化に携わる関係者の方々が一同に会した事は無かったのですが、当社が間に入る事によって繋がりが持てるようになりました。その大きな成果と言えるが、2011年4月15日にキシナウの国立劇場にて開催した東日本大震災チャリティーコンサートですが、この時はモルドバの人々の心の温かさとモラルの高さを再認識させられました。今後も協会や財団と言った垣根を越えて日本文化の輪を広げられるよう努力していく所存です。

東日本大震災チャリティーコンサートの模様を一部ご紹介
記者会見、左からモ日友好協会、モ日友好財団、招き猫、当社 千羽鶴を持参して下さった
招き猫の代表ルチアさん
千羽鶴を折って下さった
招き猫の会員の皆さん
財団に設置した募金箱に
募金する障害施設の子供達
チャリティーコンサート会場で
募金をして下さった皆さん
ボランティアで参加して下った
有名な音楽家の方々の一幕

文化交流の一幕
花見について講演
国立図書館にて
花見について講演
国立図書館にて
植物園にある日本の桜
招き猫主催
着物の着付け公演
招き猫主催
着物の着付け公演
展覧会会場で手製の和物を販売する招き猫のルチア代表
展示会場で風呂敷について講演する招き猫のルチア代表 劇団かぜ モルドバ公演
イオネスコ劇場にて
劇団かぜ モルドバ公演
イオネスコ劇場にて

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